Q1:はじめて上礁した磯ではポイントが分かりません。ポイントの見つけ方を教えてください
ウキ釣りでは潮の流れが釣果を左右する重要なポイントの見つけ方となります。初めて上がった磯では、まず潮の流れの様子を見ます。潮が最も速いところ①が本流。本流に引かれる③の潮目、押し寄せている②の潮などを、まず見つけます。この本流や潮目、当たる潮が釣れるポイントの基点となるからです。次に足場の高い場所に登って、釣り場となる全体の海の状況を観察します。波が細かく砕けているサラシ場、深く入り組んだワンド、足元に張り出した瀬、沖の水中に隠れている沈み瀬の位置などを把握します。大きくは図のようにポイントを分けることができます。これらが微妙に絡みあっている場所が釣れるポイントとなります。特に潮が当たっている場所、ゆっくりと潮が横に動いている磯際などは最高のポイントとなります。潮の流れは逐次変化します。まずは潮の流れを頭においていろいろなポイントを攻めてみてください。

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Q2:防波堤のポイントが分かりません。簡単なポイントの見つけ方を教えてください
港湾の外壁や船舶の係留場所となる防波堤は海の中に築いた構築物です。海底に捨石や砂利を投入して、その上にコンクリート製の防波堤を築くわけですから、付け根から先端部まで、いたるところがポイントになります。その中でも、もともと岩場であったところ、海底に起伏などの変化の激しいところ、潮の動きの良いとこ、潮の流れが変化しているところ、海藻類の繁殖しているところは最高のポイントとなります。また、魚をしめた跡やマキエで汚れた跡が多いところは釣り座の目安となる場所です。防波堤は夜になると沖にいた魚が寄ってくるところです。沖が時化ているときなど内側も狙ってみる価値は十分にあります。
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Q3:風の強い時は仕掛けにいろいろとトラブルが発生します。どんなことに注意すれば?
風の強いときはオモリを打たない軽い仕掛けは通用しません。ウキは1号以上のオモリが使えるものや重たいウキを使ったほうが風の対策になります。道糸もシンカータイプのものを使用すれば風の影響で仕掛けがポイントから外れることを多少は防止することができます。強風時に一番考えなくてはならないのが道糸の操作とマキエの投入。仕掛けとマキエの同調には常に気を使いましょう。
トラブル |
状 況 / 原 因 |
対策 |
不必要な道糸のふけができる |
竿先~ウキの間に糸フケができる。 |
道糸を海中に入れるか、または潮上の水面上で張る。竿先は水面付近で操作する。 |
新品の道糸を使用している。 |
新品の道糸を巻いた場合はファストパス等の潤滑剤をスプレーしておく。 |
|
古い道糸を使用している。 |
竿にセットする前に道糸を伸ばしておく。 |
|
スプールから道糸が出る。 |
指でリールにセットしたスプールの道糸を押さえる。 |
|
ハリスに対して道糸が太すぎる。 |
道糸とハリスの号差を0.5~1号に抑える。 |
|
ガイドに道糸が絡む |
風の向きや強さを計算していない。 |
風の弱くなるタイミングを待って仕掛けを投入する。横風のとき風上側に投入すると絡むので、風下側に投入する。 |
ガイド間に糸フケがある。 |
仕掛けの投入後、風上あるいは潮上の下向きに竿を構え、リールを巻いた後、一度ピシッと張って道糸のフケを取る。 |
|
道糸の動きに対し、対応不足。 |
道糸を送った後は竿先をゆっくり元の位置に戻す。急に竿を上から下に動かすのは厳禁。ウキが移動した分だけ道糸を送り、張りをもたせておく。竿先の道糸の状況には常に気を配り、丁寧な操作を心がける。 |
|
マキエが散らばる |
風の向きや強さを計算していない。 |
風が弱くなったとき、サラシが小さくなったときにマキエを投入する。向かい風の強いときはマキエを投入しない。 |
向かい風が強い。 |
足元にマキエを入れる釣りに変える。もしくは背後から風を受ける位置に釣座を変える。 |
|
風対策を考えたマキエの同調ができていない。 |
①粘りの出る遠投タイプの配合餌を通常の倍くらい入れる。②マキエ全体に水分を吸収させ、粘りの出るまで練り込む。③風を背後に受ける場合はパサパサでも構わない。 |
|
マキエのまとめ方が悪い。 |
バッカンの内側、もしくはプレス勺立てにしっかりとマキエを押し付けて、まとめ固めた状態で投入する。 |
|
投入フォームが悪い。 |
手首のスナップを利かせ、ヒシャクは頭上からではなく、下手投げで投入する。 |
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Q4:浮くタイプの道糸と沈むタイプの道糸ではどちらがウキ釣りに向いていますか?
ウキ釣りでは水面を漂うフロートタイプが使われる事が多いようです。ただ、フロートタイプは強風のときや波の強いときには一寸したことで潮筋から外れてしまう欠点があります。シンカータイプ(沈む)の道糸は重量がそのままウキに加わり、浮力の小さなウキほどその影響をまともに受け、仕掛け全体のバランスを崩してしまいます。足元の沈み瀬や海藻類にも引っかかりやすく、修正においても道糸が水面下に沈んでいるからラインコントロールも容易ではありません。理想はわずかに水面下を漂うサスペンドタイプです。スプールには同号数の2つのタイプの道糸を巻いておき、風や波、釣り場の状況に応じて、使い分けるのがベストだといえます。
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Q5:道糸とハリスの連結にスイベルを使っています。直結の方が食いは良いのでしょうか?
フカセ釣りの仕掛けにはウキの下にはハリやエサ以外は何もつけないのがベストだといえます。ただし、3B以上の浮力のウキやハリスの素早い交換を考えると、スイベルは使ったほうが断然便利です。また直結に比べ、スイベルを使うことで仕掛けにかかるヨリを軽減することができます。ヨリが少なければ仕掛けの回転も少なく、絡みの発生を抑えることができます。一概に直結の方が食いは良いとは限りませんが、気になるのでしたら、最近は超軽量のウエイトスイベルも発売されています。それを使ってみてはいかがでしょうか。
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Q6:ハリスはこまめに交換したほうが魚は釣れるのでしょうか?
ハリスは非常に過酷な条件下で使用されています。投入するたびに海水で叩かれ、炎天下では紫外線に侵され、汚れた海中の浮遊物がある中で使われ、岩場ではキズつき、根掛かりしては引っ張られ、魚に噛まれ、次第に透明度も悪くなり強度も落ちてきます。ハリを結んでいるチモト部分はエサの汚れが付着し、小魚にもたびたび噛まれ、キズが付いている確立は非常に高いといえます。白くザラついていたら、10センチほど切ってハリを結び直してください。時々、ハリスを指先でつまんで全体に滑らせてみましょう。少しでもザラザラした部分が感じとれたらキズが出来ている証拠。ハリス全体をすぐに取り替えてください。キズはなくても半日に1度は交換しておくと、突然の大物のヒットにも慌てずに対応することができます。
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Q7:仕掛け図を見るとハリスの長さが人によって違います。長さの基準はありますか?
ハリスの長さは釣り人の好み、といってしまえばそうなってしまいます。が、長さを決めるときの要因については次のことが考えられます。仕掛け、あるいは釣法に合わせて長さを変える。狙うタナ(ウキ下)によって長さを合わせる。風の日や雨の日のなどの悪天候に合わせて、操作性を考慮した長さにする。などですが、具体的には
①仕掛けにガン玉を打たない完全フカセのときは3~4メートルと長めにします。
②水深の深いところを狙うときは1.8メートル。
③風の強いときは1.8メートル。
④足元の磯際を釣るときは2~3メートル。
⑤マダイ狙いで沖の深場を狙うときは4メートル。
以上をひとつの目安と考えてください。釣研のウキ(一部を除く)はフロロカーボンのハリス1.5号を3メート利使用することを前提に、浮力を設定しています。
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Q8:ハリスにガン玉を打つと、弱くなって切れませんか?
ガン玉を固定するにはある程度の強い力を加えなければなりません。当然、固定部分には圧がかかり、硬いガン玉ではハリスを挟み付けた両端の部分でダメージを与えるという結果になってしまいます。力を加えずに弱く挟むことで多少はハリスを保護することになりますが、すぐにガン玉のズレが発生してしまいます。以前はティッシュをハリスに巻いてガン玉を挟みつけ、ズレを防止し、ハリスの保護もしていました。最近ではゴム張りのガン玉、柔らかい鉛を使用したガン玉などが発売され、ハリスへのダメージが軽減されるようになってきました。細いハリスを使用する場合、ガン玉の打ち方には十分注意をしましょう。
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Q9:状況に応じてガン玉を打つ、と仕掛け図に書かれています。その状況とは?
ツケエは魚に警戒心を与えず、フワフワした状態で魚の口元まで届けることができれば最高だといえます。ところが、風、流れの緩急、エサ盗りの種類と数、狙う水深などの状況によってはそれが難しくなってきます。そこでガン玉の登場となるわけです。
①潮が速いとき。
②風が強いとき。
③流れの中で仕掛けに張りを持たせたいとき。
④瀬際狙いでポイントをキープしたいとき。
⑤サラシの中を狙うときの仕掛けの浮き上がりの防止のため。
⑥沈み瀬や二枚潮の影響で潮にヨレが発生しているとき。
⑦エサ盗り族をかわすため仕掛けを速く沈めたいとき。などがガン玉を打つときの状況です。
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Q10:ガン玉の重さについて教えてください?
残念ながらオモリやガン玉には統一された規格の重量というものはありません。釣研のウキおよび水中ウキの基準値として設定している重量を表記しておきます。
種類 |
サイズ |
重量(グラム) |
段打ちの時の目安 |
オモリ(水中ウキ) |
3号 |
11.25 |
2号+5B×2 |
2号 |
7.50 |
1.5号+3B+2B |
|
1.5号 |
5.62 |
1号+3B+2B |
|
1号 |
3.75 |
0.8号+2B |
|
0.8号 |
3.00 |
0.5号+3B |
|
0.5号 |
1.87 |
3B+2B |
|
0.3号 |
1.13 |
2B+G1 |
|
ガ ン 玉 |
6B |
2.65 |
5B+2B |
5B |
1.85 |
B×2+2B |
|
4B |
1.20 |
3B+G3 |
|
3B |
0.95 |
B+G1 |
|
2B |
0.75 |
B+G4 |
|
B |
0.55 |
G2+G3 |
|
ジ ン タ ン |
G1 |
0.40 |
G4×2 |
G2 |
0.31 |
G5×2 |
|
G3 |
0.25 |
G6×2 |
|
G4 |
0.20 |
G7×2 |
|
G5 |
0.16 |
|
|
G6 |
0.12 |
||
G7 |
0.09 |
||
G8 |
0.07 |
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Q11:仕掛け図に書かれている、浮力調整用のガン玉とはどんなものですか?
0号~00号の特殊な浮力のウキは別にして、釣研ウキはボディの上部が少し水面上に出るように設定しています。しかし、状況によってはこの喫水では都合の悪いケースが発生します。小さなアタリがとれないとき、風の抵抗を少なくしたいとき、ツケエの有無が分るようにしたい場合などです。そんなときウキに表示されている適正オモリ以外に、ガン玉を打って調整します。ウキは種類によって浮力に違いがあります。浮力調整用のガン玉は現場で実際に調整しながら打ってみてください。うまく調整すれば重たい仕掛けでの沈め釣りも可能です。小型棒ウキや棒ウキも考え方は同じです。
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Q12:ウキ釣りにおけるウキの持つ役目とはどういうものですか?
ウキにはいろいろの役目があります。個々のウキにより、多少の差があるものの以下の8点を把握しておくと、ウキ釣りの幅がさらに広がります。
①仕掛けを遠方まで飛ばす。
②エサを一定のタナに保持する。
③エサをポイントまで運ぶ。
④魚からのアタリを伝える。
⑤潮の流れる方向と速さを伝える。
⑥およその水深が測れる。
⑦ツ
ケエの有無を知らせる。
⑧海底や潮の変化を伝える。などがあげられます。
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Q13:ウキは状況に合わせて選ぶと聞きます。簡単な選び方を教えてください
一言でいえば釣り場の状況、使おうとするタックルや仕掛け、そして釣り方にマッチしたウキを選ぶということです。ひとつの目安として、今いる釣り場の天候、潮の緩急、波やサラシの状況、攻めたいポイントからウキの形状やカラーを選びます。使用する竿の号数、ラインの大きさ、攻めたいポイントまでの距離、水深を考慮して浮力のB以下、B~3B、3B~1号、1号以上を選びます。ウキの重量は10グラムをベースにして前記の状況に合わせて使い分ければ良いでしょう。遊動仕掛け、固定仕掛け、全遊動仕掛けといった釣法で選ぶときはウキの浮力を最重視します。円錐ウキ、カン付ウキ、棒ウキ、水中ウキなど選ぶ基準は同じだといえます。
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Q14:中通しウキと棒ウキとの使い分けを教えてください
感度で選ぶなら棒ウキ、操作性を重視するなら中通しウキというのがひとつの選択の基準となります。湾内や防波堤などのナギ場で感度が要求されるところ、竿三本以上の深いタナを探るところ、遠くまで流して釣る場合では絶対的に棒ウキに分があります。中通しウキは軽い仕掛けを使う場合、波や風の強い日、全遊動仕掛けで表層から深層を広範囲に探るときに有利です。
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Q15:中通しウキにはサイズの大きなものから小さなものまでありますが、使い分けを教えてください?
ウキは1個ですべてに対応できるオールマイティーなものはありません。ウキの大きさの選び方として、
①仕掛けを飛ばす距離
②仕掛けを流す距離
③魚の就餌層
④雨や風の強弱
⑤使いたいガン玉のサイズ
⑥潮の速度
⑦波の高さ
などがあげられます。後は使用するタックルや狙いたい魚に合わせます。①~⑦の状況の中で、いずれも長くなったり、大きくなったり、多くなったり、高くなったりすればサイズが大きなものに、逆になれば小さなサイズのものを選ぶのがベストです。
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Q16:中通しウキの浮力による使い分けを教えてください
基本的には狙いのタナに合わせて選ぶことをおすすめします。10メートル以上の深ダナだと1号以上。5~10メートルならば5B~0.8号。5メートル以内のタナだと3B以下が基準となります。全遊動など釣法の進化に伴い、最近では0号浮力がさらに細分化された00、0C、0αのウキも登場し、浮力の幅が大きく変わってきました。0号以下の浮力に関しては釣法が大きく影響してきます。遊動、全遊動、1000釣法、沈め釣りなど、マキエと同じ速度で仕掛けを流したり、沈めたりして行くには、シビアな浮力のウキが必要となります。
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Q17:3Bのウキに3Bのオモリを使用した場合と浮力0号のウキをそのまま使用した場合の違いは?
釣研ウキは表示してある浮力のオモリを使用したときにそのウキの持つ特長や機能が最大限に生かせる設定にしています。流れのある場所や磯際では3B浮力のウキに3Bのガン玉を打って使いますが、波の穏やかな場所や全遊動の場合は0号浮力のウキを使います。与浮力が残っているタイプのウキですと3Bに3Bのオモリを使用しても浮力がゼロという訳にはいきません。その点、0号の場合は海水では浮くものの、真水では沈んでしまうゼロ浮力設定を最初から行っていますので、食い込み時の抵抗など細かな面での違いが出てくると思います。
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Q18:水中ウキの効用や実際的な使い方を教えてください
水中ウキには以下の役目があります。
①仕掛けを遠くまで飛ばす。
②仕掛けを潮に乗せて流す。
③仕掛けを狙い
のタナに沈める。
④仕掛けを躍らせて魚を誘う。
⑤仕掛けのたるみを抑える。
⑥一定の流れやタナをキープする。
⑦水面下の潮の流れを伝える。
⑧マキエとエサを同調させる。特に二枚潮のとき、表層の流れと狙うタナの流れのスピードが違うとき、潮の動きがわずかでマキエと仕掛けの同調が難しいときに絶大な効果を発揮します。
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Q19:水中ウキをセットしない方が良い場合を教えてください
浅ダナ狙いの固定仕掛けの場合は最初から水中ウキは使用しないほうが賢明だといえます。最初は深かったタナが活性が高くなり、魚の就餌層が浅く(3メートル以内)なったとき、ベタ凪の食い渋りのとき、ウキの着水音で魚が散ってしまうとき、下から湧き上がるような流れが起きているところ、渦を巻く複雑な流れのときは使用しない方が得策だと思います。
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Q20:マキエのオキアミを原型のまま使用するのと細かく刻んで使う場合の違いは?
オキアミを原型のまま使うのか、細かくカットして使うかはエサ盗りの種類が大きく関係してきます。一般的に小物が多い場合はオキアミを大きい状態で使います。その中でもフグ、カワハギ、キタマクラ、ベラ、アジ、サバのときは原型のままで使用します。小さくカットしたオキアミはネンブツダイ、キンギョ、スズメダイなどが中心のときやエサ盗りの数が異常に多いときなどに使います。小さくカットすることでオキアミのエキスが水中で拡散されて、マキエはエサ盗りにとられても海水に溶け込んだエキスで本命魚の活性を十分高めることができます。また、エサ盗りの食べ残したマキエも下の方で本命魚が拾い食いすることになります。
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Q21:マキエ用のヒシャクにはいろいろありますが、何を基準に選べば良いのでしょうか
一口にマキエヒシャクといってもカップ、シャフト、グリップなどから成り立っていて、それぞれが重要な役割を担っています。狙う距離、風に伴う天候、マキエの撒き方、使用する配合餌の種類、狙う魚などで使い分け、長時間使っても疲れない、自分にあったものを選び出すのがマキエワークを楽にするコツです。
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Q22:釣りはじめのウキ下は、最初どのくらいからはじめたら良いのでしょうか?
チヌとクロでは最初のウキ下の設定は変わってくると思います。チヌはきちんと水深を測定し、最初は底周辺から狙ってみることです。クロの場合、マキエを打って、クロの姿を確認できるようでしたら、そのタナに合わせます。クロの姿が見えない場合、4メートルくらいからスタートします。エサをかじられた気配がまったくないときはウキ下を1ヒロ間隔で深くし、しばらく様子をみます。それでも変化がなければ、またウキ下を深く、竿二本くらいの水深まで同じ作業を繰り返し、探ってみます。途中でウキやエサに変化があらわれたら、その位置から逆に30センチ単位で浅くしていき、魚の就餌層を探します。なお、口太グレ狙いは予想のタナよりやや深め、尾長グレはやや浅く設定するのがコツです。
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Q23:仕掛けが落ち着くとはどのような状態なのでしょうか?
仕掛けが落ち着くとか、なじむというのは、竿先からウキの間が落ち着き、ウキからハリまでが、たるんだ状態から伸びて、エサが所定の水深まで沈んだ状態を保ったときのことをいいます。非自立のウキの場合はウキがきちんと立ったことで判断できますし、重量のあるオモリを使っている場合は水面にウキがぴたりと止まるので、仕掛けの落ち着きを判断することができます。ただ、入門者の場合、Bサイズ以下の軽いオモリを使う仕掛けですと、道糸が風の影響を受けたり、流れの影響を受けたりして、なかなか落ち着きを確認することが難しいようです。水面に出ていたウキのトップがわずかに下がることで、エサが所定の水深まで沈み、仕掛けが落ち着いたことを確認できます。移動仕掛けの場合、その日に使うウキを、一度浅いタナで固定して仕掛けが落ち着いたときのウキの状況(ウキの動き、喫水位置)を確認し、覚えておくと落ち着いたのが判断できます。
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Q24:速い潮ではウキがすぐに潜って、どこに仕掛けがあるのか分かりません。対策は?
ウキを沈めながら自由に仕掛けを流れの中に送り込んでいって、ダイレクトに竿で当たりをとるといった方法もありますが、慣れるまでは仕掛けがどこを流れているのかまったくわかりません。ウキで仕掛けの位置を把握するのがベストだといえます。一番簡単な方法はウキをより大きな浮力のものに交換することです。基本として、潮の早い場所ほど残浮力の大きなウキが向いているといえます。目安としては使用するガン玉がBならば3Bのウキ、2Bなら5B、3Bなら0.8号府浮力のウキを使えば仕掛けの位置がすぐにわかります。また、ウキの形状でいえば上膨れ、肩が張ったウキを使用するのもひとつの対処法だといえます。
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Q25:二枚潮の時、仕掛けをうまく送り込めません。どうすれば良いのでしょう?
二枚潮とは読んで字のごとく、潮が二枚に分かれている状態をいいます。表層と下の方では、まったく流れる方向が逆になっている場合、あるいは流れの速度が大きく異なっている場合を指します。風の影響、海水温の違い、塩分濃度の違い、地形など二枚潮の発生する要素はいろいろ考えられます。魚の活性が高く、上層を狙う場合は表層の流れをトレースするのでそれほど困難ではありません。厄介なのは活性が低く、下の流れをキープしなけれいけないときです。上層の流れに左右される道糸やウキを下層から水中ウキで抑える方法、下層にハリスウキを使用して仕掛けをなじませる方法、潮受ウキゴムをセットしたり、使用する数を増やしたり、サイズアップして、流れに仕掛けとマキエを同調させる時間が長くなるような対策を考えましょう。
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Q26:足元に押し寄せてくる潮の攻め方を教えてください
ウキ釣りでは避けたい場所のひとつだといえます。しかし、他の釣り人が攻めていないだけに意外と大型魚が狙える場所なので、攻めてみる価値のあるところではないでしょうか。当たり潮の釣り座は潮の当たってくる正面の位置に立ち、仕掛けは当たってくる潮上にマキエと共に投入して、足元まで流してくる釣り方がベストです。釣り方として道糸は仕掛けが磯に寄ってきた分だけリールに巻き込みます。軽い仕掛けだとエサが落ち着かないからガン玉は必ず使います。ガン玉選びの基準として、潮の当たっている足元の3メートル先で仕掛けが立つようにします。例として、緩い潮では10メートル沖に、速い潮のところでは15~20メートル沖に仕掛けを投入して、足元に流してくる釣り方がおすすめです。潮が当たって左右に逃げている場所ではあまり釣れません。
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Q27:潮がまったく動きません。エサ盗りもいなくなりました。こんな時にアドバイスはありませんか?
ウキ釣りをしていて一番困る状況です。遠投釣法もひとつの方法ですが、わずかでも海の動いているところを、まず探します。サラシ場や風が吹送流を発生させている場所などです。そんなところがなければ、自分で流れを演出することを考えてください。マキエを一直線に帯状に打ち、マキエの帯の中を遠くから手前に仕掛けを動かし、連続した上下の誘いをかける方法です。また、ピンポイントでの拾い釣りを試してみてはどうでしょう。魚の潜む磯際のくぼみや底付近に的を絞り、少しずつ仕掛けを沈め、魚の口元までエサをもっていって食わせる方法です。
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Q28:磯際を攻める場合、どういったことに気をつければ良いのでしょうか?
磯際でも変化のないところには魚は棲みついていません。何度か探ってみて岩ダナ、くぼみ、穴がある場所を見つけます。磯際から仕掛けが離れるのを防止するため、重めのオモリを打ち、仕掛けを立てて、どっしり安定させた釣り方をします。くぼみを探しながら足元直下から落とし込みます。上から落とし込むのでハリスは短めの方が良いでしょう。マキエは瀬際より1.5メートル先に投入し、魚を穴から誘い出すようにします。竿先で仕掛けは磯際から離れず、磯に並行して流れるよう、常に操作します。なるべく音は立てずに、静かに釣りましょう。大型がきてバラシにつながることも多いので、釣り座はウキの位置より3~4メートほど横に構えてください。ヒットしたら竿先を前方に突き出すことでバラシを軽減することができます。夜釣りでは一発大物が期待できます。ライトの明かりなどで海面を照らすことは厳禁です。
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Q29:本命魚だけでなく、エサ盗りの活性が高い時の撃退法は?
水温が上がりクロの活性が高くなるに比例して、エサ盗りの活性も当然ながら高くなってきます。本命魚のポイントから如何にしてエサ盗りを分断できるかが、勝負の決め手のひとつとなります。アジゴやサバなどの足の速い魚は沖に集めて、本命魚は磯際を狙います。スズメダイやフグの類は逆に足元に集め、本命魚は遠投ポイントから引っ張り出すようにします。また以下の方法も試してください。徹底して遠投釣法をする。流速のあるところを狙う。マキエの量をヒシャク一杯にする。マキエの投入点と仕掛けの投入点を5メートル以上離す。マキエを投入して1分後に仕掛けを投入する。マキエを足元に打ち、仕掛けは流れの中に入れて足元に寄せる。配合餌の使い分けで表層にエサ盗りを集中させ、その下で沈んで行くマキエを拾い食いしている本命魚を狙い打つ。エサの種類を変えてみる。これらを組み合わせ、エサ盗りを撃退しましょう。
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Q30:クロが見えるのにエサだけ盗られて、アタリが出ない場合の対策は?
クロが見えるのにエサだけ盗られてハリ掛かりしないのは、ウキ下が深すぎる場合によく発生する現象です。仕掛けが落ち着く前にクロやエサ盗りがエサをかすめ盗っているからです。タナを少しずつ浅くして、きちんとハリ掛かりするタナ(ウキ下80センチくらいもありえる)を見つけます。それでも、ハリ掛かりしない場合は魚がエサをくわえたときの抵抗をより抑えるために、ウキのサイズを小さくしてみましょう。ハリスうきを追加したり、小型棒ウキやMATCH棒に変えてみると、いきなり当たりが連発することもあります。ウキの浮力を0号からBに変えてみるのもひとつの方法です。
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Q31:クロが見えるのになかなか食ってきません。どうすれば食わすことができますか?
こういった状況は産卵時や高水温時、潮の動きの悪いときによくみられます。こういった場合、エサの種類を変えるのも手です。クロのタナが浅いときは磯際に立つのをやめ、クロの警戒心を払拭させるために竿先がギリギリ海面に出る位置まで釣り座をバックさせてみてください。次にマキエを少量ずつ打ってみます。活性が低いと見向きもしませんが、多少でも食い気があれば、マキエを追う行動が見られるはずです。このときはチャンスです。クロの動きを観察し、行動しているタナを把握します。浅いタナであればガン玉をまったく打たずに、マキエと仕掛けの同調を試みます。タナが深いのであればマキエと同調させながら全遊動で、当たりの出るところまで探って行きます。
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Q32:ウキがスパーッと沈むのにハリ掛かりしません。どうしてでしょうか?
原因として考えられるのはウキ下が合っていない、特にタナが浅過ぎる場合が多いようです。下からクロが一気にエサを目指して浮き上がり、くわえて急下降する。くわえているだけですからハリ掛かりはしません。対策としては30センチくらいずつウキ下を深くし、ハリ掛かりする位置を探すことです。また、ウキの感度が良すぎる場合も考えられます。0号のウキですとBに変えてみるのもひとつの方法です。ガン玉をワンサイズ小さなものに変えるだけでもハリ掛かりするようになります。ツケエが大きすぎて、一口でクロが食べきれないこともあります。オキアミの頭や尻尾を切ってツケエを小さくしてみたり、刺し方を変えてください。ハリの大きさを変えてみるのもいい手です。
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Q33:クロが浮いてきません。沈め釣りで攻める方法を教えてください
潮が動かず、低水温時の活性が低いときによくみられます。沈め釣りの大きなメリットとして、風があるときでもマキエと仕掛けを同調させやすいことが一番にあげられます。仕掛けを落ち着かせたまま沈めて行くので、ツケエを基点として自然の張りが生まれ、当たりが大きく出やすくなります。クロが浅く浮いてこないのですからクロの就餌層までツケエを先行させながら、ときには道糸の出るのを止めて、沈めるのがコツだといえます。マキエと同じ速度で仕掛けを自然に沈めながら送り込んで行くと、当たりは竿先にダイレクトに出ます。ウキの浮力は00、0C、0αを使用する全遊動での沈め釣りと、B~1号の浮力で遊動仕掛けのウキ止め位置で一旦仕掛けを落ち着かせ、そのあとウキ(仕掛け)ごと沈めて行く、重い仕掛けでの沈め釣があります。
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Q34:アタリが出ません。クロがいるのかいないのかわからない時、仕掛けのどの部分から手を加えますか?
そのポイントではクロがいないことが考えられます。まずは3~5メートルずつ扇型に投入点を変えてみてください。それでもアタリが出ないときはタナガ合っていないことが考えられます。
①ウキ下の設定からやり直します。エサが残るようであれば少しずつタナを深くして行きます。3~4回流してみて変化がなければ1ヒロずつ深くします。この動作を竿二本のタナになるまで繰り返します。
②次の手段としてガン玉之の位置や大きさを変えます。
③いろいろやってみてどうしてもダメな場合、最後の手段としてハリスを細くします。
④仕掛け以外の手段としてツケエの種類を変えます。大きさも変えます。ハリへの付け方も変えます。それでもツケエがなくならないのであれば、オキアミの皮をむいて身だけを付けてみます。
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Q35:全遊動釣法とは簡単にいえばどんな釣り方なのでしょうか?
全遊動釣法とはウキ止め糸を付けないでウキ下を固定せず、ウキに通した道糸はフリーとし、仕掛けを沈めて行く釣り方です。海中のすべてのタナを探れるため、魚の就餌層が分らないとき、足元に魚の姿が見えているのに食い込まないとき、マキエと仕掛けを自然に同調させるときに効果があります。浮力がギリギリの0α~G2のウキを基本的に用い、仕掛けはツケエ、ハリ、ハリスの重みだけでゆっくりと沈めます。ガン玉はまったく打たないか、かりに打ってもG8~G2までが一般的です。ツケエとマキエが同調している時間が他の仕掛けと違って長く、魚がツケエを口にしても、抵抗は限りなくゼロに近いため、吐き出すことなく、しっかりと食い込んでくれます。いまや全遊動なくして釣りは語れないほどメジャーな釣法となってきました。
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Q36:全遊動で仕掛けがうまく入っていきません。対策を教えてください
全遊動で仕掛けがうまく入っていかない原因を考えてみましょう。大半は潮、風、ポイントの距離に対しての道糸の送り出しやガン玉の設定ミスが考えられます。①仕掛けの投入点が遠い、②潮が速い、③道糸に巻き癖がついている、④ウキの穴系が小さい、⑤風の影響で道糸が引っ張られる、などが細かな原因だといえます。いずれも、ガン玉をハリスの部分に打って、仕掛けがスムースに入っていくように調節しなければいけません。軽すぎたら沈まず、重すぎるとウキまで沈んでしまう結果になりかねません。いろいろと試して、最適な重さのものを選びましょう。道糸そのもののトラブルについては、メンテを怠らず、釣りを始める前には必ず巻き癖を取っておくようにしましょう。細めの道糸を使用することで巻き癖は多少なりとも解消できると思います。
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Q37:誘いという言葉をよく耳にします。どういったテクニックでしょうか?
意識的に仕掛けに変化を与え、エサを魚に食わせる技を総称して誘いと呼んでいます。フカセ釣りの原点はマキエと仕掛けの同調、マキエの帯の中に仕掛けを潜ませ、魚に食わせることにあります。流れの中で道糸の出るのを止める、メインディングを行うだけでも自然の誘いとなって魚たちへのアピールとなります。代表的な誘いとしては、竿を小さくあおってウキ下の角度や、エサのタナの位置を変える技があります。また、ウキに変化があってわずかに沈んだものの、そのままじっと動かずにいる場合にはゆっくりと道糸を張る、『聞く』というテクニックがあります。この『聞く』の後にウキが一気に加速して沈む、ゴツンと竿先に当たりが出る、などの変化がよく起こり、誘いの効果があったことが分かります。
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Q38:遠投のフカセ釣りに興味があります。実際の釣り方を教えてください
磯や防波堤の沖合30メートルくらいまでの地点は、釣り人にかなり攻めつくされ、釣り荒れ、エサ盗り族も居着くようになっています。そこでより遠くを狙うために開発されたのが「遠投フカセ釣法」です。地磯や防波堤の沖合40メートル以上を狙える釣法として、近年脚光を浴びています。まず、使用するウキは飛距離をアップさせるために15グラム以上の重さのウキ(水中ウキとのコンビで使うこともあり)を使います。細い道糸の方が良く飛びますし、反発力のあるロッドも飛距離を稼ぐためには欠かせません。仕掛けが飛ばせたら、後はマキエをいかにしてそのポイントまで送り届けるかということです。遠投用のマキエヒシャク、遠投のためのマキエ作り、マキエの押し固め方も大切なことです。いずれにしてもマキエと仕掛けの一致なくしてはいくら遠投しても釣れるものではありません。20~30メートルのポイントから、仕掛け投入とマキエのマッチングをまずは練習してみてください。
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Q39:チヌは底を狙うものと思っていましたが、浮かせて釣るという話を聞きました。本当でしょうか?
本来、チヌは海底近くをテリトリーとして生息しています。特に地付の大きなチヌにはその傾向が強いようです。この大型のチヌは争ってエサを追うことはなく、海底に沈んだエサをゆったりと拾って食べています。このチヌを狙うのであれば当然ながら底狙いとなってきます。逆に回遊性のチヌと呼ばれている青白いタイプは行動範囲も広く、わりと群で行動しているようです。競争社会の原理として、仲間より少しでもたくさんのエサを食べようとすれば、エサの落ちてくる上の方で就餌活動を起こさねばなりません。浮かせて釣るというより、マキエに反応して浮くチヌの習性に合わせた釣り方だといえます。
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Q40:チヌとクロではマキエの作り方が違いますか?
クロはマキエに反応しやすく、浮かせて釣ること前提として軽めのマキエを作ります。パン粉などに代表されるように配合餌も比重の軽い、沈みの遅いものが中心になります。オキアミ、アミエビを状況に合わせてブレンドし、バラケやすいようにあまり練り込まずに使います。チヌの場合は浮かせて釣ることもありますが、大多数は底近くのタナを設定します。臭いがあって、比重の重たい配合エサを選びます。アミエビはあまり使わず、オキアミやムギと配合餌を調合して使います。
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Q41:急流の中でもチヌは釣れますか。具体的な方法を教えてください
どんな急潮の中でもワイの中、澱みの中、潮の壁など潮の変化が発生する場所は必ずあるものです。マキエもそこに集まり、チヌもエサを拾おうと待ち構えています。そこを狙うのです。急潮の釣りで一番大切なのはマキエワーク。少量のマキエを足元から流れの中に間断なく撒きつづけることで、流れの中を帯となってマキエは流れます。その流れの中に仕掛けを入れるだけですから、さほど難しい釣りではありません。チヌも流れの中でぐずぐずしていたのではエサを口にすることはできません。当然ながら行動も素早くなり、アタリも明確に、そしてときにはダイレクトに竿引きで出ます。
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Q42:チヌ釣りでウキが沈んだまま動かない場合があります。どうすれば?
チヌ釣りをしていてウキが沈んだままで動かない場合、最も多いのはエサ盗りのアタリです。そのままにしておきますとエサ盗りがくわえたまま瀬に入り込みますから、適当なところで巻き取らなければなりません。チヌのアタリのときでもこういうことがよくあります。ウキが沈んだら、チヌから魚信だと注意しておきましょう。ウキが一旦沈んで止まる現象はカニ、ダンゴ、貝類のときによく発生します。次にウキが動き始めたときは本アタリなので注意しておく必要があります。他に小型チヌのアタリで活性が低いときにもこういったことが起こります。道糸をゆっくりと引きながら誘いを入れてみるのも一考です。
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Q43:朝からチヌを狙っていますが釣れません。場所を代わるか、粘るかの判断基準があれば教えてください
なかなか難しい問題です。出来れば初めての釣り場では満潮と引潮の両潮を狙ってみてください。1日そこで釣るくらいの辛抱が必要だといえます。チヌは潮とともに移動する魚です。たっぷりマキエを効かせた後で移動し、その後に入った釣り人が大釣りした話はいたるところで耳にします。逆に釣り場よっては辛抱せず、早めに見切りをつけなければならないところもあります。時化てきたら波が大きくなりそうなところ、満ち潮になると釣り場までかぶってしまうところ。潮が引いたら極端に浅くて、どんなに遠投しても釣りにならないところ。雨あとの流れ込みで冷たい川の水がどんどん入ってくるところ。そんなところでは早めの見切りが必要だといえます。
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Q44:チヌ釣りにはいろいろのエサを使うそうですが、どんなものがありますか?
雑食性のチヌはどんなエサでも口にします。釣りエサの定番であるオキアミ、アミエビ、エビのむき身、ネリエサの類はいうに及ばす、沿岸部に生息している生物類は、ほとんど食しているといっても過言ではありません。特に釣りをしている場所で確保できる磯物は最高のエサとなります。エサ盗りに強いジンガサ、カラス貝、磯ガキ、巻貝の類、カニ、ガンガセ、イソギンチャク、フナムシ、虫類、エサ盗りの小魚など試してみる価値は十分です。そのほかにもスイカ、コーン、麦などの穀物類もエサとして使えます。
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Q45:チヌを底狙いで流していると、よく根掛かりします。根掛かりを防止する方法はありませんか?
チヌを浮かせて釣れば根掛かりの問題は解決しますが、そう上手くはいかないのがチヌ釣りだといえます。底狙い、特に海底に仕掛けを這わせて狙う大型のチヌ釣りでは、根掛かりというリスクはあるものの、大型に巡り合える確率といえば、リスクを背負っても余りあるものがあります。潮の干満に合わせたウキ下の調節はチヌ釣りでは常套手段です。根掛かりの多いところでは、それなりの工夫と手立てを考えておきましょう。ハリを小さなものにする。それがイヤだったら、ツケエをたくさん付けて、ハリの露出をなくしてしまう。ガン玉はなるべく使用しない、使用してもハリスの上の方に打つ、などです。また、底狙いの釣りでは常にハリスを点検しておきましょう。わずかでもキズがあればすぐに交換するのは当たり前ですが、キズがなくても2時間に1回は交換を心がけましょう。
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Q46:足元から20メートルくらい先まで張り出した岩ダナの釣り場の攻略法はありませんか?
対馬の浅茅湾や五島の玉之浦湾では良くみかける釣り場状況です。干潮時には先の方まで行けるのですが、満潮時は後ろに後退を余儀なくされます。場所によっては頭上の木枝を気にしながら竿を振らねばなりません。とにかく、岩ダナの出られる部分まで出ます。波などでバッカン類が流されないようにシステムスタンドで固定します。岩ダナの先の落ち込みの部分(海の色が明らかに違っているのですぐに分かります)がポイントとなります。流れがあれば岩ダナに沿って流し、流れがなければじっと止めて当たりを待ちます。チヌがヒットした後、急激にリールは巻かずに、竿は立てたままで、テンションをかけながら、チヌを沖に走らせます。沖の方でやりとりし、浮かせて水面を滑らせるように寄せて玉網入れします。

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Q47:チヌの階段を狙え、という言葉を聞きました。具体的にどのよう場場所でしょうか。
足元からストンと落ち込んだ磯場ではわかりにくいのですが、ダラダラと落ち込んでいる磯場ではわりとわかりやすいと思います。磯際から海底付近までが階段状になって、落ち込んでいるところです。大きさ、角度は場所により違いますが、要は階段状になっているところ。このような場所を「チヌの階段」と若松敬竿氏が名付けました。撒き餌で少しづつ、チヌに階段を登らせ、自分が釣りやすいタナまで誘い上げて釣るには最適の釣り場だといえます。このような場所では撒き餌は沖に撒きません。階段の1カ所に狙いを定め、そこに集中して撒きます。ハリの付いた餌はマキエの効いている階段に、そっと乗せたように置いておきます。チヌ釣りにおいて最高の釣り場だといえます。
